DSのRPG「ノーラと刻の工房 霧の森の魔女」の雑感です。 記事の性格上、ネタバレなどを含む可能性があります。

  • 世界樹シリーズのファンである
  • アトリエシリーズはマリーとエリーのみプレイ
  • WAシリーズの音楽いいよね!

という立ち位置で、引きこもりEDを除く主要なEDは確認済み、図鑑は未コンプ、という状況です。

システム

基本的には周回を前提としたゲームであると思われます。1周に掛かる時間が5-8時間程度でしょうか。

基本的には「マリーのアトリエ」などと同様に、依頼を受けてはアイテムを作ってお金を稼ぎ、稼いだお金で本 (レシピ) ・機材を購入、新天地で素材を収集して新しいアイテムと作り…… を延々と繰り返すゲームです。私がプレイしたアトリエシリーズと比較すると、下記が大きく異なるかなと思われます。

  • 生産時の失敗がない
  • 戦闘の死ぬっぷりがハンパない

アイテムでなんとか出来るケースも少なくありませんが、だいぶ問答無用で死ねます。世界樹かな?

アイテム一覧のソート/並び替えが出来ないなど、アイテム生産を主軸にしたゲームとしてはちょっと気になる部分はありますが、慣れればかなり快適に遊べるゲームかと思います。

シナリオ

  • 主人公のノーラは3年間「導刻術」と呼ばれる時間を操る術の修行をすることになる。その間「町の人に導刻術のことを知られてはいけない」というルールがある
  • 修行を行う「霧の森」の近くには「テンペリナ」と呼ばれる町がある。しかしテンペリナの住人は保守的であり (特に町長)、霧の森からやってきたノーラを「魔女」と呼び最初はあまり信用してくれない
  • そのため導刻術などを用いて、町の人の依頼をこなしつつ、彼らの信頼を獲得する

おおむね上記のようなお話です。なお、町の人たちはおっさんから幼女まで微妙にクセのある人物揃い。

町長の応対がさすがに話聞かないすぎない?と思う場面がある反面、ゲームの全体的な目的として「これはつまり町長をなんとかすればいいのだな」と分かる部分は親切でもあります。町長、悪人ではないですしね。

サウンド

タペラヘンキ戦とかバンハ・シー戦のBGMとか最高に好きです。

グラフィック

ちょこちょこ動くノーラがかわいい!

グラフィックに目立って変わった部分はない一方で、全体的にほんわか&かわいい仕上がりになっており大変なごみます。

雑感

「世界樹の迷宮スタッフが関わったアトリエゲー」というものから受けた印象とほぼズレのないゲーム内容&難易度をしていると思われました。 (特に戦闘面に) 一部難易度高めの部分もあるにはありますが、「強引になんとかする手段」も同時に存在しているので、周回を前提に対策を得ることは可能であろうという。

スキマを見てちまちま進めるのにいいかんじのゲームなのかなあという印象です。イベントが次から次へと発生するので、ちょっと間が空いても「次なにやればいいのか」はなんとなく思い出せるのがいっそ親切。

しかしこの世界のパンはどうなってるんだ……。